違法なパパ活と犯罪にならないパパ活|訴訟や慰謝料を回避するには?

パパ活できるだけの財力・お金の余裕がある男性は、今まで仕事を頑張ってきた経歴だったり、社会的地位のある人が多いですよね。

「パパ活してみたいけど違法じゃないの?逮捕なんてされたら今までのキャリアが台無しになる…」と躊躇している男性もいるのでは。

本記事では、パパ活の合法性/違法性について解説します。

「違法なパパ活」と「犯罪にならないパパ活」がある

結論から言うと、パパ活は完全なるグレーゾーン

100%合法とは言い切れませんんが、やり方次第では犯罪にならずにパパ活を楽しむことができます。

違法なパパ活
  • 未成年とのパパ活【刑事責任】
  • パパ活女子に害を加える(暴行・傷害・強要・脅迫・詐欺など)【刑事責任】
  • 大人の関係=肉体関係を持つ(既婚者の場合)【民事責任】

特に注意しなければならないのは、「未成年(18歳未満)とのパパ活」。

大人の関係を持ってしまえば当然児童買春に当たりますし、食事のみの健全なデートであっても未成年者拐取罪・誘拐罪が成立する可能性があります。(詳細はこの後の段落でお伝えします)

実際に未成年とパパ活をして逮捕された事件も。

SNSやブログで「JKと大人してきました」みたいなことを書いているパパ活男性を見かけることがありますが、法的には完全にアウト。そこはきちんとわきまえてパパ活を楽しみましょう。

ただし、パパ活女子の年齢にさえ気をつけておけば、法律で罰せられるリスクは少ないのがパパ活の魅力的なところ。

パパ活では表向きには性交渉を前提としておらず、あくまで自由恋愛を楽しんでいるだけ(援交や性行為を連想させるワードを使わずに交渉する必要があります)。

パパ活は本来、食事や買い物メインのお付き合いが大前提で、その関係が発展してお互いに同意した場合のみ男女関係に発展していく、という流れなので、通常の恋愛となんら変わらないということです。

【男性必見】違法であり犯罪となるパパ活

以下でご紹介するのは、パパ活するうえで”アウト”な違法行為。

パパ活女子に癒してもらいたいがためのパパ活なのに、うっかり犯罪者になってしまったら困りますよね。なにがダメなのか、ラインをしっかり知っておきましょう。

①未成年のパパ活女子を連れ回す(未成年者略取罪)

未成年のパパ活女子とは絶対に会ってはいけません。

大人の関係を持たなくても、デートしているだけで「未成年者略取罪」が成立する可能性があります。

未成年者略取罪とは、

人を従前の生活環境から離脱させ、自己又は第三者の支配下に置く犯罪である。

略取・誘拐罪 – Wikipedia

ひとつ大事なのは、本人の同意があっても未成年者略取罪が成立する可能性が高い!ということ。なぜ成立するのかというと、未成年者の親の「監護権」が存在するから。

監護権とは、親が子と共に生活し子の世話をする権利および義務のこと。未成年者略取罪は、未成年者本人の行動・自由だけではなく、親の監護権も守っています。

そのため、デート(パパ活)に関して未成年者本人の同意があったとしても親の同意が得られていない場合(子のパパ活に同意する親なんてほとんどいないでしょう)には未成年者略取罪が成立し得るのです。

未成年者略取罪は最大で7年の懲役刑に処せられる重罪です。パパ活デートの数時間程度であればそんなに重い刑にはなりませんが、「罪に問われること」はほぼ間違いありません。

②未成年のパパ活女子と性的な関係を持つ(児童買春)

未成年のパパ活女子を連れまわしたうえ性的関係まで持ってしまったら、問答無用で”アウト”。明らかな児童買春で2年以下の懲役または100万円以下の罰金刑です。

実際、未成年とパパ活をして逮捕された事件が過去に複数報道されています。

一般的なパパ活の合法性を主張する理由として、「真摯な交際であり、金銭のやり取りは好意に基づくもの。肉体関係の対価ではないので、売買春には当たらない」というものがありますが、相手が未成年ともなれば「真摯な交際関係」かどうかは関係ありません。

また、「未成年だとは知らなかった。18歳以上だと思った」という言い訳もそう簡単には通りません。「そもそもなぜ学生証や免許証などを確認しなかったのか?」、「確認せずに性行為に及んだあなたに落ち度がある」とつつき回されます。

③無理矢理パパ活女子に肉体関係を迫る(強制性交等罪・強制わいせつ罪)

女性が拒否しているにもかかわらず、無理矢理に性行為やわいせつな行為を行なった場合は、強制性交等罪又は強制わいせつ罪が成立する可能性があります。

起訴される場合は必ず公判請求となり、懲役刑が言い渡されることとなります。

パパ活の醍醐味は、疑似恋愛の先にある肉体関係。大人の関係ができないパパ活なんて求めてない!という男性も少なくありません。

ですが、パパ活で大人の交渉をする際には、強引にいかないように注意してください。

  • 清潔感を意識し、「この人ならまあいいか」と思わせる
  • コツコツとデートを重ねてパパ活女子からの信用を勝ち取る
  • お手当をUPする
  • 「プチだけ」から始めて徐々にステップアップする
  • 一人のPJに固執せず大人をOKしてくれそうなPJに乗り換える

こういった手段をとり、穏便かつスマートに交渉を進めていきましょう。

④パパ活女子の写真を晒す(肖像権侵害・名誉棄損)

SNS上でよくトラブルになる、「晒し行為」。

晒し行為は「肖像権侵害」や「名誉棄損」に当たります。

パパ活で地雷PJに当たってしまったとき、怒りを抑えきれずSNSに顔写真付きで晒してしまう人がいますよね。そうした晒し投稿の中には、「この女に時計を盗まれました!パパさん気を付けてください!」などと注意喚起としてPJのプロフィール写真のスクショ画像などを添付しているものもありますが、逆に自分が訴えられてしまう危険があるので絶対にしないように。

肖像権侵害のみであれば民事事件で済みますが、名誉棄損に当たると判断された場合には刑事事件となり、法定刑は3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金です。

  • ドタキャンなどのトラブル:パパ活アプリやサイトの運営へ通報する
  • 窃盗などの犯罪被害:警察へ通報する

パパ活している後ろめたさから警察へはなかなか行きづらいという場合には、残念ながら泣き寝入りしかありません。晒したくなる気持ちはわかりますが、地雷PJのために自分が犯罪者になるのはもったいないですよ。

⑤既婚者がパパ活女子と肉体関係を持つ(不貞行為)

既婚者でありながらパパ活を行い女性と肉体関係を持ってしまった場合、民法770条1項1号に定められる”不貞行為”を行なったとして、離婚の原因となる可能性があります。

あくまで民事なので懲役や罰金といった法定刑はありませんが、下手したらお互いの両親や親族から一生冷たい目で見られるようになってしまいます。

配偶者との話し合いで折り合いがつかない場合、離婚にまで話が発展する可能性も。

そうなったら調停や裁判に出席しなければならず、仕事に穴を開けることになります。調停や裁判は複数回に渡るので、場合によっては勤務先に事情を説明しなければならなくなるかも。そうなったら気まずいうえに信用を失いかねませんし、自分の今後が不利になっていくのは避けられません。

既婚男性がパパ活をする場合には、「配偶者にパパ活バレしたときの対応」を考えておくようにしましょう。

逆にパパ活女子が既婚者であるパターンも(少ないとはいえ)あるので、20代後半~30代のパパ活女子と大人の関係を持つときには念のため確認したほうが良いでしょう。パパ活女子の夫から訴えられるリスクがあります。

【男性要チェック】違法でも犯罪でもないパパ活

パパ活女子の年齢やパパ活のデート内容に注意しないと犯罪となってしまう場合があることがご理解いただけましたね。

次は、逆に「違法でない・犯罪にならないパパ活」についてお伝えしていきます。

違法でない・犯罪にならないパパ活は、お相手のパパ活女子が18歳以上の独身女性であることが大前提であることを忘れずに。

①食事やショッピングなど肉体関係を伴わないデートの場合

これは解説する必要もなく、”クリア”です。

普通にマッチングアプリで出会ってデートを重ねるのと一緒なので何も問題なく、通常の恋愛と言えます(既婚者の場合は別の話ですよ)。

金銭の授受に関しては、「パパ活男性の好意から女性に経済的メリットを与えているだけ」という解釈です。男性が女性の気を惹きたくてプレゼントしたり、食事を奢ったりするのは当たり前ですよね。

通常の恋愛では現金のやり取りは”当たり前”ではないかもしれませんが、別にありえないことでもありません。

②大人の関係を持つ場合

基本的には18歳以上の女性との合意に基づく肉体関係であれば問題はありません。

「合意に基づく」という部分が大切で、「パパ活していることを家族(彼氏・友達など)にバラされたくなければ言うことを聞け」などと脅して大人を了承させたり、強引にホテルに連れ込んだりした場合には当然、犯罪です。

会う前から「肉体関係の対価として●万円を支払う」などと明示していたり、何人ものパパ活女子と1回きりの行為を繰り返したりしていると「売春/買春行為」と受け取られる可能性はあります。

ですが、そもそもパパ活している女性が警察に訴える可能性は低いですし、訴えられたとしても、売春防止法では売春/買春した個人に対する罰則は定められていないので特に大きな問題にはならないでしょう。

ただし、パパ活アプリやサイトでは肉体関係前提の出会いや金銭の授受を目的とした出会いを禁止されており最悪の場合強制退会処分を食らう可能性があるので、メッセージのやり取りの際には金銭や性行為を連想させるワードを使わないように注意する必要があります。

NGワード(例)言い換え
デートしてくれたら1万円お渡ししますお食事1でいかがでしょうか?
SEXはありですか?大人についてはどうお考えですか?
お小遣い・対価、などお手当

買春による罰則はないとはいえ、家族や周囲にバレた場合には気まずい思いをすることは間違いないので、あまり堂々とパパ活するのはやめましょう。

パパ活の犯罪が発覚するパターン

パパ活はあくまで1:1の関係なのに、どこからバレるのか?と疑問に思う男性も多いことでしょう。

もちろん、パパ活に限らず犯罪行為をしないのが当たり前なのですが、パパ活関連の犯罪行為がどういった経路で白日の下に晒されることになるのかをご紹介します。

①被害女性による通報

一番多いのは、被害者であるパパ活女子本人が通報してそこから発覚したパターン。

  • 「食事だけ」の約束で会ったのに無理やり性的な関係に持ち込んだ
  • 大人の関係を断られた腹いせにSNSでパパ活女子の写真を晒した

など、パパ活女子が害を被った場合、その子自身が警察に被害届を出すことが考えられます。(「パパ活をしている自分が悪い」と考え被害届を出さないパパ活女子もいるでしょうが…)

上記のような明らかな犯罪行為をしていない限り、実際に逮捕されることはまずないでしょう。

たとえば、「顔合わせ0.5の約束だったけど、ブスで写真詐欺だったから店でトイレに行くふりをしてお手当を支払わず帰った」など。

相手のパパ活女子が「詐欺で訴える!」などと言ってきても、パパ活女子本人に特に被害がない(パパ活女子から金品を奪ったわけではない)ので、詐欺罪が成立する可能性は限りなく低いです。強いて言えば「契約の不履行」となりますが、これは民法上の話なので警察は介入できません。

以上は18歳以上のパパ活女子相手の話。

もし被害女性が18歳未満だった場合、性的行為の強制があろうとなかろうと”パパ活行為そのもの”の違法性があるので、捜査の対象となってしまう可能性があります。

②パパ活女子が補導され、携帯履歴などから発覚

パパ活女子が補導されたことが原因で発覚することもあります。

補導は20歳未満が対象ですが、18歳以上の場合、大学やバイト・仕事の帰り道といった事情なら補導されることはありません。そのため、補導から発覚するパターンはほぼほぼ18歳未満の子とパパ活してしまった場合です。

パパ活女子自身が深夜徘徊や未成年喫煙などの非行によって補導された場合に、スマホの履歴(LINEや電話、各種アプリなど)からパパ活行為が発覚します。18歳未満の未成年とのパパ活は性行為の有無に関わらず違法性が高いので、発覚してしまった時点でアウト。

補導されたからといって必ずしもスマホの諸々の履歴を確認されるわけではないので発覚しないこともありえますが、その女の子はその後警察からマークされることになります。そんな状態で次のパパ活デートなどしようものなら・・・結果はお分かりですよね。

18歳未満とはパパ活しない!これが鉄則です。

③サイバーパトロールにより露見

最近増えているのが、警察によるサイバーパトロールで未成年とのパパ活が発覚するパターンです。繰り返しになりますが、18歳未満とのパパ活行為は性的関係の有無に関わらずNG。

近年、児童買春の対策として全国の警察がサイバーパトロールに力を入れています。

具体的には、SNSでパパ活関連のハッシュタグ(#p活、#円、#パパ募集、#pj、など)から援助交際やパパ活に繋がりそうな投稿をチェックし注意を促すなど。

パパ募集の投稿をした未成年のパパ活女子が補導される→スマホ履歴などから以前その子とパパ活した男性が炙り出されるというパターンもあれば、未成年PJの投稿に反応している男性アカウントを見つけて直接警察から注意されるというパターンもあります。

子供がSNSを通じて性犯罪の被害に遭うのを防ごうと、石川県警がツイッター上の不適切投稿への対応を強化している。児童買春などにつながる恐れのある投稿をチェックし、投稿者に直接メッセージを送って注意喚起することで、被害を未然に防ぐ考えだ。

「優しいパパさん募集」「会える方いませんか」…投稿、県警がチェック・注意喚起 : 読売新聞

パパ活で男性が逮捕された事例

パパ活の相手が18歳以上の成人女性である限り、パパ活を理由として逮捕されるケースはあまり多くはありません。前述した通り、「パパ活はあくまで”自由恋愛”であり、金銭的援助は肉体関係の対価ではなく、好意に基づくものであるから」という理由です。

パパ活した男性が逮捕されるのは、

  • 性的行為の強要や窃盗など、パパ活の範疇に収まらない犯罪行為をした
  • 18歳未満を相手にパパ活した

といったパターンです。

パパ活関連の逮捕者はこの3~4年で増えており、テレビやネット上で多くの事件がニュースになっています。

パパ活の範疇に収まらない犯罪行為をした男性が逮捕された事件

①「俺、ヤクザやねん」強制性交事件

SNSでパパ活募集していた女性と約束を取り付け、「俺、ヤクザやねん」などと脅して車内で性的暴行を加えた39歳の男が強制性交の容疑で逮捕された事件です。被害者は10~20代の若いパパ活女子ばかり10名で、多くは女子中学生や女子高校生でした。

男は、デートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」や援助交際の相手を募集していた被害者たちと、ツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)でやり取りし、犯行に及んでいたという。

「俺ヤクザやねん」脅し強制性交 女性10人被害、9回逮捕で捜査終結|社会|地域のニュース|京都新聞

②茨城県女子大生殺人事件

パパ活での金銭トラブルが原因で2018年に起こった事件。お手当を支払うと約束したものの支払いで揉め、パパ活女子を殺害して死体を土に埋めた男が殺人および死体遺棄の容疑で逮捕されました。

「菊池さんは廣瀬から事前に、会うことの対価として一定金額の提示を受けていたようです。彼女はお金を受けとれると見込んで、片道の交通費しか持たずに神栖まできた」(同)

茨城女子大生殺人事件 新聞テレビが報じない廣瀬容疑者と被害者の間の“30万円トラブル”(全文) | デイリー新潮

③銀行員パパによるパパ活女子暴行事件

以前のパパ活で金銭トラブルになった女性と再びマッチングした47歳の銀行員の男が女性の顔を数十回殴ったとして暴行致傷の罪で送検された事件です。

容疑者は調べに対し「1年前にパパ活で会ったこの女性から2万円を取られた。腹いせでやった」と容疑を認めているという。

パパ活の腹いせで女性殴って逮捕された銀行員の男の素顔「成績優秀だった」と同級生 | AERA dot. (アエラドット)

18歳未満を相手にパパ活をした男性が逮捕された事件

こちらは事例をあげればキリがないほどの逮捕者が出ています。

18歳未満を相手にパパ活したことが明るみに出た場合、性的行為の有無に関わらず罪に問われる可能性が高く、実際に報道されている事件がたくさんあるのです。

女子中学生2人に現金を渡し、わいせつな行為をしたとして、京都・久御山町職員の29歳の男が逮捕されました。(中略)警察によりますと、栗原容疑者は、去年12月、京都市中京区のカラオケ店で、当時13歳の女子中学生2人に対し、現金を渡す約束をして、わいせつな行為をした疑いがもたれています。

町職員が児童買春の疑い「パパ活募集」女子中学生のSNS投稿に応じ2人に各1万円を渡したか 京都

この事件のほかにも、2022年には多くの有名アーティストのミュージックビデオ制作などに携わっていた映像ディレクターの男が未成年買春の疑いで逮捕されたりといったニュースがありました。

【訴訟・慰謝料を回避】犯罪・違法にならないパパ活をするには?

うまくやれば毎日を少し彩ってくれるパパ活。そんな癒しのためのパパ活で訴訟や慰謝料請求なんてされたらたまったものではありません。

犯罪・違法にならずにパパ活を楽しむために意識しておかなければならない重要事項を覚えておきましょう。

①絶対に未成年は相手にしないこと

本記事で何度出てきたかわからないフレーズですが、「未成年とのパパ活は絶対にNG」。

これは口を酸っぱくして言います。真面目にパパ活を楽しむための鉄則です。

「未成年だとは知らなかった」なんて言い訳は無用。本人が成人だと主張していても、顔や言動、持ち物や服装などが幼く見える場合には細心の注意を払いましょう。

若いパパ活女子を好む男性は多いですが、20代半ば~の女の子を選ぶように意識すると安全性は高まりますよ。

②パパ活アプリやパパ活サイト、交際クラブを上手に使おう

パパ活の相手を探すなら、パパ活アプリやパパ活サイト、交際クラブを使用しましょう。間違ってもSNSのパパ活募集に乗ったりしてはいけません。

パパ活アプリやパパ活サイト、交際クラブを利用すべき理由
  • 登録には身分証明書の提示が必須
  • ドタキャンされたり、万が一犯罪に巻き込まれた場合、相手を運営へ通報することができる
  • パパ活目的の人しかいないので、相手を見つけやすい
  • 未成年売春/買春に巻き込まれづらい

誰でも無料で利用できるSNSと違い、パパ活アプリやサイト、交際クラブに登録するためには身分証の提示が必須。知らず知らずのうちに未成年買春の加害者になってしまっていた!というリスクをある程度抑えることができます。

また、交際クラブでは入会審査があり、応募してきた女性が容姿や態度によって篩にかけられているので、パパ活女子の質が担保されているというメリットもあります。

身分証提示が必須ですが、残念ながら18歳未満の子が潜り込んでいることがあるので、やっぱり注意が必要です。

X(旧Twitter)を見るとわかりますが、「年齢認証済みのアカウントを譲渡します」や「身分証貸してください」といった投稿がされており、未成年者が年齢を偽って登録している可能性があります。もちろん規約違反なうえ文書偽造や詐欺などの罪にあたる可能性がある行為ですが、実際には排除しきれていないのが現実です。

③露骨な表現で金銭授受を伴う性交渉の話はしない

金銭の授受を前提として性的行為を持つことは売春/買春にあたります。

売春防止法では売春/買春をした個人に対する罰則は定められていませんが、違法行為である以上、一度でもバレれば警察からマークされることは間違いありません。

パパ活で大人の関係を持つ以上はお手当を支払うわけですが、それはあくまで「パパ活女子が自分を楽しませてくれたことに対しての好意から自発的に金銭的援助をした」だけであって、肉体関係の対価ではないということを忘れないようにしましょう。

パパ活アプリやサイトでは、サービス内でのメッセージのやり取りを監視するシステムを搭載しており、明らかに「金銭の授受を目的としたメッセージ」や「性交渉を前提としたデート」は規制対象になっています。

場合によっては強制退会などの強い措置が取られることもあるので、大人の関係の交渉は相手を選んで慎重に行いましょう。

④パパ活でプライベートスマホやLINEは使わない

パパ活で一番多いといっても過言ではない、「妻や家族へのパパ活バレ」。

お互いに不倫容認の夫婦もいるでしょうが、そうでない限り基本的には離婚調停や慰謝料請求など様々なトラブルに発展していくことがわかりきっています。

格安プランが充実していてスマホ2台持ちも用意な現在。パパ活はちょっとした遊び!家庭は家庭で大切!という男性は、絶対にパパ活がバレないよう、徹底して対策をとりましょう。

⑤パパ活女子によるSNSでの晒しに注意

デートしたパパ活女子によってSNS上に晒されてしまい、そこから家族や周囲にバレたり警察から事情聴取を受けたりするケースもあります。

盗撮・盗聴、お手当の不払い、暴言を吐いたり大人の関係を強制するなど晒されるような悪質な行為はしないのは当然のこと。

パパ側が悪質な行為をしたならある意味自業自得ではありますが、些細なことに難癖付けて一方的に写真を晒すパパ活女子もいます。ヤバいパパ活女子からは距離をとれるよう、初対面のパパ活女子とは警戒心を持って会うようにしてくださいね。

⑥パパ活には”経済的余裕”が必須

コロナ禍で多くの女性がパパ活市場に流入する一方で、観光業界や飲食業界のパパを中心にパパ活にお金を回す余裕がなくなった人もいます。

金銭的余裕がなくなっているのに、お手当を払ってパパ活女子にチヤホヤしてもらえていた過去の栄光が忘れられず、パパ活をずるずる続けてしまうとロクなことになりません。

金銭的余裕のなさは、心の余裕も奪っていきます。

  • せっかくお手当をはらっているのに!という気持ちが強くなり、少しでもパパ活女子に不満な点を見つけてしまうと許せなくなる
  • パパ活女子からお手当交渉をされてカッとなってしまう
  • パパ活中につい魔が差してパパ活女子の私物を窃盗してしまう

などトラブルの元になります。

パパ活は身を削ってまでするものではなく、経済的・精神的に余裕のある男性が生活に潤いを求めておこなうものです。

⑦パパ活女子との関係は引き際が肝心

パパ活女子にガチ恋してしまうパパ活男性もいますが、ストーカー化しないように注意が必要です。。

パパ活女子がよく使う別れ文句
  • 留学に行くことになった
  • 親/彼氏にパパ活のことがバレた
  • 遠方に引っ越しする
  • 授業/仕事が忙しく、集中して取り組みたい

これらの別れ文句は99%嘘で、実際には「もっと高いお手当をくれるパパが見つかった」、「あなた(パパ活男性)のことが生理的に無理に感じてきた」などといった理由ですが、気持ちが完全に離れてしまっているパパ活女子を無理にひきとめても良いことはありません。

パパ活女子との関係は、お互いの合意に基づいてこそ価値のあるもの。引き際はきちんと心得ましょう。

⑧パパ活女子に変に入れ込んだり感情移入しすぎたりしないように

パパ活はあくまで”疑似恋愛”で、お手当を払っているからこそパパ活女子が気を遣ってくれているのだということを忘れずに。

変に入れ込んだり感情移入しすぎたりしないよう意識してパパ活女子との距離を保ちましょう。

パパ活女子には次の3タイプがいます。

  1. ブランド品や海外旅行など贅沢をしたいパパ活女子
  2. ホストや推しに貢ぐためにパパ活している子
  3. 本当に生活に困っているパパ活女子

タイプ①のパパ活女子の中には、パパを金づるとしか考えてない子も多くいるので過剰な同情や気遣いは不要。つい最近、「頂き女子」を名乗る女性が逮捕された事件がありました。

(参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/40dfaa3c899694b420bf5b91b6414b556b6803d1

どのタイプにしろ、パパ活の枠を超えて必要以上に入れ込むとトラブルに巻き込まれることになるので「パパ活はあくまでパパ活」と割り切って楽しみましょう。

⑨どんなにムカついても心の余裕を忘れず冷静に対処しよう

最後に、どんなパパ活女子に当たっても冷静に対処すること。パパ活でのトラブルを回避するためにはこれが本当に重要です。

パパ活を続けていると、どうしても変なパパ活女子に当たってしまうことはあります。マッチング時点でどんなに気を付けていても、ゼロにはできません。

  • 「一緒にいればいいんでしょ」とばかりの態度でパパと会話する気が一切ないPJ
  • 顔合わせで頼んだドリンクを一気飲みし10分程度で切り上げお手当だけせしめようとするPJ
  • パパを馬鹿にしたり男性蔑視の暴言を吐くPJ

そんなとき、怒りに任せて暴力に訴えたりSNSでパパ活女子を晒してしまったりすると、自分が犯罪者になってしまいます。”ハズレ”のパパ活女子には非常に腹立たしい思いをさせられますが、逆に言えばそんなやつのために自分が犯罪者になってやる必要はありません。

パパ活市場は、女性が供給過多で完全なる買い手市場。この傾向はパパ活が一般化してきたこの4~5年でますます顕著になってきています。

「パパ活女子はほかにいくらでもいる」と冷静に気持ちを切り替えて次のデートに備えましょう。

転落は一瞬、だからこそ男性のパパ活は慎重に

仕事でしっかりとしたキャリアを積み上げてきた人や、社会的地位の高い立場にいる人が多いパパ活男性。

パパ活は法的にはグレーゾーンな行為なので、やり方を間違えると仕事・プライベートどちらも一気に崩壊してしまうリスクがあります。

本記事では、犯罪・違法になるパパ活/ならないパパ活や実際に逮捕されニュースになった事件についてお伝えしました。

  • 未成年者とのパパ活は絶対にダメ
  • 既婚パパが大人の関係を持つと不貞行為になる
  • パパ活女子と性的関係を持つならお互いの合意が必須

パパ活は慎重に、パパ活女子への礼儀を忘れず、法律を守って楽しみましょう。