春になって、新型コロナウイルス感染防止の必需品、マスクに変化が見られる。
紫外線が強くなるこの季節に、気になるマスク焼け対策は。
マスクが必需品となって迎えた、2度目の春。
まだまだ手放せない中、街では、マスク事情にも季節の移ろいが。
街の人からは「息がしやすいので、もうプリーツ(不織布マスク)には戻れない」、「お化粧がつかないのが一番。韓国のKFマスク」といった声が聞かれた。
女性がつけているのは、韓国政府が推奨する不織布マスク“KFマスク”。
さまざまな種類があるが、使った人によると、気温が上がり始めた中でも熱苦しさもなく、呼吸がしやすいという。
さらに、これからの時期に上がり始めるのは、気温だけではない。
お肌の大敵・紫外線も、実は、4月のこの時期は、残暑の9月と同じくらいの量。
そうなると、街からは“マスク焼け”の悩みの声が。
対策は必須。
取材班が、新大久保のコスメショップ「ポップスキン」に向かってみると、話題のKFマスクがたくさん置いてあった。
そして、日焼けの鎮静効果もある、アロエのジェルも一緒に置かれていた。
マスクとともに、紫外線対策グッズがずらり。
ポップベリー株式会社・大内梨加さん「日差しが最近強くなってきて、化粧下地などにSPFが入っている商品と、メイク崩れがしにくい商品(マスク)を並べて販売している」
これでお悩み解決かと思いきや、利用者からは、春ならではのこんな思いが。
40代(KFマスク利用者)「柄とか色とか増えるのと、日本でも気軽に買えたらいいなと」
機能性だけでなく、ファッションの春らしく、デザイン性もあわせ持ったマスクが登場している。
サムライワークス株式会社マーケティング本部・鈴木友紀さん「春のファッションに合わせやすいマスクはないのかということで、春カラーのマスクというものを新発売させていただいている。感染防止しつつ、ファッションを楽しんでいただけたら」
さらに、世界に目を向けると、マスクにまつわるユニークな取り組みも。
アメリカでは、賞金総額日本円にして5,500万円というマスクデザインコンテストを開催。
フィルターの効果や息のしやすさ、フィット感などが審査され、選ばれれば量産される可能性もあるという。
さらにメキシコでは、変わったマスクが登場。
男女がお茶をしようとマスクを外すと、その下につけていたのは、鼻専用マスク。
そのまま気にする様子もなく、ティータイムを楽しんでいる。
免疫学者「(日常生活では)みんな食べるときに、マスクを取らなければなりません」
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学は、においを感じる細胞が、コロナウイルスの侵入経路になっているため、鼻を覆うマスクは重要になるとの研究結果もまとめている。
日本では、マスク会食が勧められるように、鼻と口の両方を覆うとされているが、快適なマスク生活の追求は世界共通とみられる。
(FNNプライムオンライン4月6日掲載。元記事はこちら)
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